特別養護老人ホーム(特養)で働く看護師として、毎日が新しい発見と学びに満ちています。今回は、特養で働く魅力とそのやりがいについてお伝えします。
特養では「ユニットケア」という形態で介護が行われています。ユニットケアとは、少人数のユニットごとに生活空間を分け、家庭的な雰囲気の中で入居者の個別のニーズに応じたケアを提供する方法です。このケアの最大の魅力は、入居者一人ひとりと深く関わることができる点です。
例えば、ある日常の風景を思い出します。朝、入居者の一人である山田さん(仮名)がいつもと違う表情をしていました。話を聞くと、少し体調が優れないとのことでした。すぐに対応し、安心してもらえるように努めた結果、午後には元気を取り戻してくれました。このように、入居者の細かな変化に気づき、迅速に対応できるのはユニットケアならではのやりがいです。
特養では、看護師だけでなく、介護職員やリハビリスタッフなど、様々な職種のスタッフが協力してケアを行います。このチームワークが、特養で働く大きな魅力の一つです。日々のケアの中で、お互いの知識や技術を共有し合うことで、より質の高いケアが実現します。
ある日のこと、夜勤中に急に入居者の体調が悪化しました。看護師としての私の経験と、介護職員の素早い対応、リハビリスタッフの助言が合わさって、迅速かつ的確な対応ができました。このようなチームプレーは、特養で働く中で感じる大きな充実感の一つです。
特養での仕事は決して楽ではありませんが、入居者と過ごす日々はとても楽しいものです。入居者の方々は、豊富な人生経験を持っており、その話を聞くことは大きな学びとなります。さらに、一緒にレクリエーション活動を楽しむことで、入居者の笑顔を引き出すことができます。
例えば、季節のイベントを一緒に楽しむことがあります。夏祭りでは、浴衣を着て一緒に踊ったり、屋台を楽しんだりします。こうした活動を通じて、入居者との信頼関係が深まり、彼らの笑顔を見ることが私たちのモチベーションとなります。
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