派遣の面接でよくある質問と答え方例

派遣の面接では、時々、答えに困ってしまうような質問が飛び交う事も。
そんな時に備えて、難しい質問への答え方と、どう答えるのが好印象になるのかを解説していきたいと思います。

質問1.「結構難しい仕事ですが大丈夫ですか?」

この質問は、面接官が「この人だと、少しスキル不足かも…?」と少し不安になっている時に出てきやすい質問です。

スキルや経験が十分なのか、足りていないのか、わからない…。とは言っても、それを確かめる具体的な質問が出てこない…。
そんな時に、面接官がついつい口にしてしまう質問と言っても良いかもしれません。

そんな面接官の感じる不安を拭うためにも、積極的にスキルや知識を身につけようとしている姿勢を見せる、そんな答え方が好印象につながります。

 

■好印象の答え方例

  • 「経験がありませんので、最初は慣れるまでご迷惑おかけするかも知れませんが、早くお役に立てるように頑張ります」
  • 「〇〇については経験がありませんので、家でも少し本で勉強して、なるべく知識を早くつけたいと思います」
  • 「〇〇については経験がありませんが、似たところでは、××の経験がありますので、ある程度の基本はわかると思います」

 

■あまり良くない答え方例

  • 「マニュアルはありますでしょうか? あればすぐにわかるのですが」
  • 「教育担当の先輩はついてくれるのでしょうか?」
  • 「経験はないので、ちょっとわからないです」
  • 「あまり自信はありませんが、ご迷惑をおかけしないようにします」

 

 

この例でもおわかりのように、何もハッキリと「できます、やります、大丈夫」と言い切る必要はありません。
面接官の方も難しいのはわかっているので、聞きたいのは「頑張る気があるかないか」というポイントです。

良い答え方例のように「難しいけど頑張ります」という姿勢があれば、好印象に。
逆に、良くない例のように「マニュアルはあるのか、先輩はいるのか」と会社に教育を求めていくのは、ちょっと印象が悪くなる可能性がありますので、避けておく方が良いかもしれません。

 

質問2.「エクセル、ワード、パワーポイントは使えますか?」

最近はパワーポイントはあまり聞かれませんが、やはりエクセルはどこへ行っても聞かれるツールの一つです。

これは単純に使えるかどうかの質問ですので、使える場合は答え方もシンプルです。
使えると答える場合のポイントは「どの程度まで出来るか」がわかるようにすると、より話もスムーズになります。

使えない、あるいは自信がない時に、どう答えておくかがポイントになるかも知れません。
もしあまり経験がない場合は、よく似たツールを使った経験や、受けた研修などを伝えて補足するのもひとつのアピールになります。

 

■好印象の答え方例

  • 「はい、エクセルはこれまでも仕事で使っています。簡単な見積書や請求書は作成してきました」
  • 「エクセルは業務でも使っています。簡単な関数なら使えます」
  • 「エクセルは業務では使った事がありませんが、エクセル研修を受けましたので、ある程度の操作は理解しているつもりです」

↑もしソフトの経験がなくても、研修や本で学んだ事、あるいは自宅で独学で使ってみた事など、何かアピール材料を探して伝えられるとプラスです。

 

■あまり良くない答え方例

  • 「エクセルはできます」
  • 「いえ、できません」

↑どちらも答えが短すぎて、どの程度なのかが全くわからないので、会話が途切れてしまうかも知れません。

 

質問3.「男性ばかりの職場ですが、大丈夫ですか?」「平均年齢の高い職場ですが、大丈夫ですか?」

→この質問は、以前にこの職場内で人間関係トラブルがあった場合か、あるいは面接官が「この人、コミュニケーション大丈夫かな」と不安になっている場合などに、よくある質問例です。

以前に別の人が人間関係のトラブルを起こしていた場合は、あなたには直接関係がない事ですので、「大丈夫です」の一言でもOKでしょう。
逆に、自分の話し方にトゲがあったり、何か問題点が見え隠れしている事が理由で、この質問をされている場合はピンチです。

どちらなのかを確認する方法はありませんので、こういう場合には、「今までも大丈夫でしたよ」という実績を伝えて、安心感を持ってもらえるような答え方にしておきましょう。

 

■好印象の答え方例

  • 「以前の職場も、男性の職人ばかりの会社でしたので、そのあたりは慣れています」
  • 「これまでも男性ばかりの部署で働いた事がありますし、特に何も問題はありませんでした」
  • 「特に年齢や性別を気にはしませんし、これまでも特に問題はありませんでした。大丈夫かと思います」

■あまり良くない答え方例

  • 「なるべく女性社員のいる部署ですと助かります」
  • 「年齢の近い社員のいる部署の方が、仕事はスムーズかと思います」
  • 「何かこれまでに、問題があったという事でしょうか?」

この手の質問は、何も考えずに「大丈夫です」と答えるしかないのが、実際ですよね。
変に「こういう人と働きたい」と要求したり、逆に探りを入れてみても、あまり良い事はありませんので避けておきましょう。

 

まとめ

派遣の面接では、仕事経験やスキルの事以外にも、人間関係やコミュニケーションについての質問を受ける事もあります。
もちろん素直に答えていくのが一番ですが、余計な一言で印象を悪くしないように、なるべく答え方を考えておくと良いかもしれません。

素敵な派遣先とのご縁がありますように。

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