【派遣の辞め方】トラブルにならない契約終了の方法

 

派遣先の会社の人間関係が悪い…。仕事が全然あわない…。
そんな「もう辞めたい」と思った時、意外と知られていないのが「派遣の辞め方」。

色んな疑問が沸いてきますよね。
「誰に言えばいい?」「いつ言えば大丈夫?」「契約上はどうなる?」「人間関係が理由でも退職できる?」

今回は、そんな派遣の辞め方にまつわる疑問と、トラブルにならない契約終了のコツをまとめました。

 

1.派遣では、契約期間が残っていても辞められる?

派遣の契約は、一般的には3か月や6か月ごとに結んでいる事が多めです。

例えば1月1日から3月31日までの契約がある場合、3月31日以外は退職できない…という訳ではありません。

派遣の契約には、「次の契約更新をしない」辞め方と、「途中で解除する」辞め方があります。

3月31日に契約の更新をせずに終了するのが、「契約の満了」という形です。こちらは、あらかじめ「次の更新はしませんよ」と伝えておく辞め方ですので、準備が出来る分トラブルも少なくなります。

もし次の契約更新まで待てるという場合は、その方が確実です。

でも、「もう無理…、1日でも早く辞めたい!」と思う時もありますよね。
そんな場合は「契約の途中解約」という辞め方もあります。

契約の3月31日まで待たずに、例えば2月中など、期間の途中で契約終了をお願いするという方法です。
こちらはどうしても急な話になりますので、社内がバタバタする事になりますが、辞める事自体は可能です。

それでは次に、実際に辞めようと思った時にする事をチェック!

派遣の契約には、「次の契約更新をしない」辞め方と、「途中で解除する」辞め方があります。

 

2.実際に辞める時の手順:まずは営業さんに相談。いきなり上司に言うのはNG!

契約更新をしない場合も、途中で辞める場合でも、どちらも最初は営業さんに相談するのが最初です。

ある日突然、派遣先の上司に「もう契約終了します! 辞めます!」宣言をするのはトラブルの元。
まずは派遣先の会社には秘密にしたまま、こっそり営業さんに相談しましょう。

「相談があります」と伝えて、職場か派遣会社の支店かで時間を取ってもらい、「契約を終了したい」と伝えましょう。

 

契約終了の希望を伝えるのは、何日前がベスト?

契約更新をしない場合や、途中で辞めたい場合でも、伝えるのは早ければ早い程、トラブルは少なくなります。

また、どの派遣会社でも「辞める(契約終了する)場合は、30日以上前に伝える事」といったルールがあるのが普通です。

会社によって微妙に違う事もありますので、今の派遣を始めた時にもらった派遣契約の書類をチェックしましょう。
「就業条件明示書」という書類で説明を受けているのが一般的です。

もし「そんな書類はもらっていない」という場合は、要注意。色々とマズイ派遣会社かも知れませんので、次のお仕事は別の会社にした方が良いかも…。

 

辞めたい理由は「人間関係」でも問題ない?

営業さんに辞めたいと伝えれば、やはりその理由の話になります。
例えば夫の転勤や、正社員に仕事が決まった等の理由であれば、派遣先も派遣会社も止めようがありませんので、納得してもらいやすくなります。

ただ、人間関係や時給が理由の場合は、「もう少し待遇を良くするので、何とか頑張れませんか」と引き止めにあう事も。

人間関係や時給が今より良くなるなら残っても良いと伝えて、環境の改善を目指すのも一つの方法です。
あるいは、「絶対に辞めます」と最初の意志を貫くのも一つの方法です。

あなたの気持ちで選んでいきましょう。

 

ただ、このように真摯に向き合ってくれる派遣会社なら良いですが、中にはブラックな会社も。
「契約終了なんて出来ません」「そんな事は認めません」のように、契約終了は出来ないと言い切る営業担当だった場合は要注意です。

契約は更新する/しない、解除する/しないを、必ず自分で選ぶ事が出来ますので、惑わされないようにしましょう。

辞めたいと相談した時どんな対応をするのかで、「スタッフを大切にする派遣会社かどうか」がわかる事も!?

 

3.派遣会社の営業さんに伝えた後は? いつ退職できる?

派遣会社の営業さんに相談し、契約終了する事に決まりましたら、あとは営業さんの仕事です。

派遣会社と派遣先で、契約の終了日の調整や、別のスタッフの紹介などが順に進められていく形になります。

契約の終了日は、その日のうちに決まれば良いですが、そうならない事も多々あります。
何度かの交渉や調整を経て、ようやく「〇月末日で契約終了」と決まり、確定した後でようやく社内に伝わる事になります。

それまでは「辞めます」という事は周囲に秘密にしたまま、静かに仕事を続けましょう。

 

ここは注意! よくあるトラブル

派遣の契約終了については、自分から周囲に話してしまうと、トラブルになるケースが多くあります。

特に、まだ契約終了日も後任も決まっていないのに、「もう辞めるんです」と周りに話してしまうと、社内が混乱する事も。いつ、誰になら話してよいのか、そのタイミングも営業さんと事前に相談しておきましょう。

 

契約の終了日は、いつごろになる? もう我慢の限界の場合は?

派遣の契約上は、「契約終了は30日以上前に申し入れる」といった事が書かれていますが、実際はキッカリ30日後に退職とはならないのがほとんどです。

「仕事を引き継ぐ人がいるかどうか」「いつだったら抜けても仕事が混乱しないか」などの調整をしながらですので、30日以上先になる事もあります。
逆に、もっと早まって2週間後にはもう契約終了、という場合もあります。

どうなるかは、会社の事情と営業さんの交渉次第という所がありますので、無理ない範囲でその日を待ちましょう。

もしどうしても出社が難しい場合は、契約を残したまま、有給や体調不良などでのお休みするのも、(あまり良くはありませんが)方法の一つです。

会社に迷惑をかけないために我慢をしすぎて、メンタルや身体を壊してしまっては意味がありません。
心身を壊すくらいなら、多少の不義理があっても、まずは自分の身体を守りましょう。

 

4.さあ、次の仕事を探そう。いつから仕事紹介をもらえる?

契約の終了後はどうされますか?
しばらくお休みするなら、ぜひゆっくり休んで、疲れた心身をリセットしましょう。

もしすぐに働くつもりだったら、派遣の契約終了日が決まった段階で、さっそく次の求人探しも始めましょう。

派遣の求人紹介 → 面接 →合格 →入社 までの流れは意外と時間がかかります。
タイミング的に求人が少ない時期だったりしますと、良い紹介が来るまで数週間がすぐ過ぎてしまう事も。

 

同じ派遣会社で探した方がいい? 派遣会社を変えた方がいい?

次の仕事も同じ派遣会社で探すか、違う派遣会社で探すか、
契約終了のタイミングは、派遣会社の見直しにもちょうどいいタイミングです。

必ずしも今の派遣会社で探さないといけないという決まりはありません。

今の派遣会社では辞めるまでは面倒を見てもらい、それと並行して新しい別の派遣会社に登録して、仕事紹介をもらう方法も問題ありません。

派遣会社を変える事が出来るタイミングは、契約が終わった時しかありません。

これまでの対応や時給、営業さんとの相性などを振り返ってみて、「今の会社のままでいいの?」と自分の気持ちに聞いてみましょう。

他にどんな派遣会社があるのかを先に知りたい時は、他の記事も参考にしてくださいね。

 

まとめ

派遣先の会社がいつも素敵な所ばかりとは限りません。

仕事内容や人間関係が最悪の会社に当たって、我慢の限界がやってきてしまう事も…。

なるべくなら契約期間は満了するまで頑張りたいところですが、どうしても無理な所まで来たら、その時は、迷わず契約の終了に向けて動きましょう。

この記事も確認しながら、ぜひスムーズな契約終了を。

そして今度こそ、素敵な会社とのご縁がありますように。

 

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