派遣はアルバイトやパートに比べて時給が良いとはいえ、それでも一人暮らしで生きていくには、ちょっと足りない…なんて事もあります。
特に、派遣先の時給が安かったり、残業ゼロで手取りが増えない…というケースも。
今回はそんな時に考えてみたい、「派遣で今より手取りのお給料を増やす４つの方法」です、ぜひチェックして下さいね。
１．まずは残業。残業が一番早くてリスクも少ない
まず手取りを増やそうと思った時に、一番最初に思い浮かぶのは残業ですよね。
単純に勤務時間が伸びて、その分、手取りが増えるのはもちろんですが、残業時間には残業割り増しが付きます。
残業割り増しは、２５％ですから、単純に時給１０００円が１２５０円になり、残業の方が効率よく手取り収入を増やす事ができます。
ただ、派遣先によっては全く（ほとんど）残業がないという会社も。
そんな時、今の仕事をゆっくりと進めてわざと残業にするのは、派遣先にも派遣会社にも非常に印象が良くありません。
意外と好まれる？ 「残業したいから仕事ください」の一言
とはいっても会社にはやるべき仕事が山ほどあります。
派遣先の上司も「残業させちゃ悪いし…」と定時で帰れるように、気を使ってくれている職場も多くあります。
そんな時は、素直に伝えてみましょう。
「今のお給料では苦しいので、もっと残業したい。もっと仕事増やしてもらえませんか？」と。
派遣先の上司もサラリーマンですから、残業代で生活費を何とかしなければならない事情は、すぐに理解してくれるでしょう。
また、上司から見れば「今よりもっと働いてくれる」訳ですから、願ったり叶ったりです。
自分にも上司にも、会社にとってもありがたい結果になる可能性があるわけです。
「この会社は残業ないから…」と諦めずに、一言、上司に相談してみると良いかも知れません。
２．時給交渉をしてみる？
次の方法は「時給交渉」です。とはいっても、直接、派遣先の上司に「時給上げて下さい」のセリフは絶対にＮＧです。
一緒に働いている上司が、あなたの時給を直接払っている訳ではありません。
あなたの給与振込口座に、お給料を払っているのは…そう、派遣会社ですよね。
時給交渉の窓口は、全て派遣会社の担当の営業さんです。
「今の時給では、これ以上働けない」と一言相談してみましょう。
営業さんによって、対応は様々です。
色々なパターンがありますが、大きく分けると、こんな対応になる事が多め。
■時給交渉を申し入れた後のパターン４例
１．派遣会社と派遣先で時給見直しの交渉を始めてくれる
２．派遣先とは交渉なく、派遣会社の負担で、あなたへの支払い額を増やす
（大手派遣会社では難しいかも。中小ベンチャーなら可能な場合が）
３．もっと時給のいい求人の紹介をしてくれる
４．「まあまあそう言わずに」と引き留めて終了…
どんなパターンになるかはわかりませんが、何もせずにじっとしているよりは、今より良い状況になるかも知れません。
３．残業がないなら派遣先を変える
そもそも残業禁止の方針であったり、仕事の量が決まっていて、わざわざ残業するほどの仕事がない…という会社もあります。
こうなりますと、手取りを増やすのはなかなか困難です。
そういう場合は、もっと手取りを増やせる仕事に変えるのも一つの方法です。
自分から契約終了をして、別の派遣先へ移る事が出来るのも派遣という働き方の大きなメリットです。
せっかくのメリットは使っておく方が良いかも知れません。
次のお仕事を探す時は、「まず残業をしっかりできる仕事希望」と伝え、しっかり収入を増やしたいという気持ちを伝えておきましょう。
もしまた残業少な目、手取り少な目なお仕事になってしまったら、何のために派遣先を変えたのか…となってしまいますのでご注意を。
４．土日限定の副業を派遣で入れてみる
派遣の仕事というと、平日９時から１８時のオフィスワークというイメージが強いですが、実は様々な種類の派遣会社があります。
その中には、イベントなどの単発や、軽作業、内職的な物から、イベントでの試飲や試食、サンプリングなど、単発バイトのような仕事を扱っている会社もあります。
大手の派遣会社ではあまり多くありませんが、地元密着の中小派遣会社には、そういった仕事を扱っている所も。
例えば求人検索サイトで、土日限定の仕事を検索してみると、意外とアルバイトではなく派遣の仕事で求人があるものです。
そういう派遣会社へ登録し、土日も頑張ってみるというのも、リスクの少ない働き方かも知れません。
今の派遣会社に「土日の仕事を探して」と依頼するよりは、違う派遣会社に新規登録して、そちらで「土日だけ働きます」とリクエストする方が、面倒が少ないかと思われます。
まとめ
手取り収入がちょっと厳しい…。そんな時は、派遣だからこそできる様々な方法があります。
自分にあった方法で、ぜひ収入アップを実現させてくださいね。
