派遣面接での「何か質問はありますか?」。好印象を与える質問例と、失敗になりがちな質問例を徹底解説

派遣の面接では、最後に「何か質問はありますか?」と聞かれ、こちらからの質問が出来るタイミングがあります。

実際の働く職場環境など、気になるポイントは色々あるかと思いますが、やはりこの質問の時も面接中です。

せっかくの質問チャンス。なるべくなら好印象な質問を投げかけて、受かる確率をアップさせたいものですよね。

今回は、面接で印象が良くなる質問例と、避けておいた方がいい質問例、そして「どちらでもない質問例」をまとめました。

 

印象を良くするための質問の例

まずは、仕事に熱心な印象を持ってもらうための質問例をご紹介。

 

■例1.「もう少し詳しくイメージしたいので、普段の仕事内容を具体的に教えていただけますか?」

派遣慣れしているベテランスタッフさんの鉄板フレーズはコレです。

この言い方に限らずですが、仕事の具体的な内容についての質問は、好印象に受け止めてもらいやすくなります。
特に、休憩や欠勤、残業の有無よりも先に、より具体的な仕事についての質問を出来れば、「仕事を優先して頑張ってくれそう」という印象も持ってもらいやすくなります。

ただし、まだ正式に入社した訳ではないので、あくまで企業秘密やノウハウにまでは関わらない範囲におさえておきましょう。

 

印象にはあまり影響しないので、気になる時は聞いておきたい質問

次に、印象には特に良くも悪くも影響はないので、気になる時には聞いておきたい質問のご紹介です。

 

■例2・「オフィスカジュアルは、どの程度まで大丈夫でしょうか?」

派遣のお仕事で悩ましいのがこの「オフィスカジュアル」というキーワード。

ばっちりスーツでなくてもOKですが、私服のような恰好はNG。「ビジネスっぽい私服で来てくださいね」という、何とも曖昧なワードです。出社初日、このキーワードで悩んでしまうスタッフさん多数のお困りワードです。

派遣で働く時、特に困るのが「業種によってオフィスカジュアルの基準が違う」という点です。

IT系では比較的ゆるいのに、金融系では相当厳しい、といったように、同じ「オフィスカジュアル」という言葉でも基準が会社によって全然違います。

そのあたりを踏まえて、(初日に困らないためにも)服装について質問をするのも一つの手です。
「会社の空気にあわない服装をしたくないので」と一言を添えて、空気の読める点を見せるのも一つのアピールになるかも知れません。

 

■例3・「残業はどれくらいありますか?」

残業の事を聞くと、「残業が嫌な人と思われるかも…」と心配される方もいますが、実際は特に好印象でも悪印象でもない、普通の質問です。

ただ、残業が完全にゼロですと答える派遣先は多くありません。
大半の場合は「忙しい時は多少あります」のような答え方か、「結構忙しいので、1日○時間くらいはありますね」といった答え方になるでしょう。

そのあとには、「ところで残業は大丈夫ですか?」と逆に聞かれるのも、よくあるパターンです。

「はい、大丈夫です」と答えられるなら良いですが、1時間たりとも残業しないという場合は、逆に自分が答え方に苦しむ側になりますので注意しましょう。

 

派遣ではあまり意味がない質問例

次に、就活や正社員の転職では使えますが、派遣面接では、あまり意味がない質問のご紹介です。

 

■例4.「もし採用された場合に備えて、勉強しておいた方がいい事はありますか?」

よく就活の面接の本で「質問がありますか」と聞かれた時の答え方例で出ている定番のセリフですね。

しかし派遣の場合、早ければその日のうちに採用決定の連絡があり、来週からスタートという事もあります。
大学生の就活のように、入社まで勉強時間がたくさんある訳でもありません。(1日、2日で学べる事には限りがありますし…)

また、あまりに有名なセリフなので、面接官も聞き慣れている言い方でもあります。
とりわけ印象を悪くする訳ではありませんが、あまり好印象になる質問とも言えません。

特に聞く事がない時は、素直に「おおむね理解できましたので、特に質問はありません」で打ち切ってしまっても問題はありません。

 

あまりよくない質問例

次は、絶対ダメという訳ではないですが、なるべく避けておきたい質問例です。
どうしても気になる時は聞いた方が良いですが、それでも、軽めにしておきましょう。

 

■例5.「お昼休憩は何時から何分までですか? 休憩は好きに取っていいですか?」

休憩の事を聞くのは全てNGという訳ではありません。
ただ、お昼休みや休憩、残業の有無の事ばかり質問していますと、「この人、休む事が最優先なのかな…」と思われてしまいがち。

休憩について気になる時は、面接より前に、営業さんに聞いてみましょう。

派遣会社の営業さんは、仕事柄、たいてい昼休みや休憩、残業について事情を知っている事がほとんどです。
気になる休憩事情は、面接時ではなく、事前に派遣会社の営業さんに確認しておく方が安全です。

 

これは絶対NGの質問例

最後は、これは絶対に避けておきたい、派遣のNGワードです。
これは面接が不利になる事もありますが、むしろ、派遣会社との関係が悪くなる地雷ワードです。面接では絶対に避けておきましょう。

 

■例6.「時給アップはありますか? その時期は決まっていますか?」

派遣の面接では「時給の話を派遣先と直接しない」がある種のルールのようになっています。(それをちゃんと伝えてくれない営業さんも多いですが…)

特に時給をその場で交渉し始めたり、将来の時給アップの時期や額などを聞き始めると、とても雰囲気が悪くなってしまう事も。
(特に、派遣先よりも派遣会社の方の印象が悪くなりがちです)

時給についてのアレコレは、このサイトの別記事で紹介していますので、時給事情はそちらでご確認くださいね。

まずは時給の話は営業さんにお任せし、それ以外の事を質問するようにしましょう。

 

まとめ

何かと困りがちな「何か質問はありますか?」の一言。
思わぬ地雷を踏んで失敗しないように、まずは好印象になりやすい質問を話して、スマートに面接を終えましょう。

面接でないと聞けない質問は、あまりありません。
たいてい、営業さんに聞けば解決する事が多いですので、「何か質問はありますか?」は、自己アピールの場と考えていきましょう。

 

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