派遣の面接で困ってしまうポイントはいくつかあります。
中でも、仕事経験の年数も少なく、何社かで働いた訳でもないので、どうしても職歴でアピールできることが少ない…というお悩みも多め。
例えば、新卒で正社員に入社したものの、会社があまり合わず、1~2年で辞めてしまったというような場合ですね。
そんな時の、派遣の面接でのアピール方法をまとめました。
まずは仕事経験を詳しく語ろう。
まずは数年経験している、仕事の具体的な内容を詳しく語るのが一番大切です。
例えば、「2016年、株式会社Aへ入社し、営業を2年担当しました。2018年に退職しました」だけですと、営業をしていた事は伝わりますが、アピールの材料が少なすぎてしまいますよね。
こんな時は、まずこういう項目を付け加えて、より詳しくしていく事が大切。
■仕事経験の説明に加えたいポイント
・以前働いていた会社の説明
・担当していた製品やサービス
・担当していたエリア(場所、範囲)
・数量や人数、売り上げなど、数字で言える事
これらを付け加えて言い直してみますと、このようになります。
■例1
「2016年、株式会社Aへ入社しました。株式会社Aは、主に学習教材の販売を行っている会社でした。
私は幼児教育のテキストの営業を担当しました。主に、千葉県内を中心に、リピートのお客様を20名ほどを担当し、また、新規開拓のために1日20件ほどは電話営業も行っていました」
こうしますと、、具体的に、どこで何を担当して、どういう仕事をしていたのかがよく伝わってきます。
また、この例は営業職の場合ですが、例えば事務職の場合ですとこうなります。
■例2
「2014年、株式会社Bへ入社しました。株式会社Bは、主に半導体部品の輸入・販売を行う商社でした。私は、主に国内のお客様向けの受注業務を担当していました。30社ほどの注文の処理を担当し、注文の入力や請求業務なども行っていました」
アピールになるエピソードを付け加えよう
これで少し具体的になりましたが、これだけでも、面接で話す量としてはあまり多くありません。
もう少しアピールになる事を付け加えるために、まずはエピソードを付け加えましょう。
いま応募している求人の仕事で役立ちそうな経験を話す事が出来れば、なお好印象になります。
例えば、先ほどの営業や事務の例で付け加えると、こういったものがあります。
■例3
<営業>
「この営業職の間、お客様への説明がしやすいように、エクセルやパワーポイントなどを使って、より見やすい資料を自分で作成し、それを使って説明をさせて頂いていました。資料作成は慣れている方なので、今回応募させて頂いた一般事務の求人でも活かせるのではないかと思っています」
<事務>
「この会社では受注は専用のシステムを使っていました。ただ、お客様への請求に関しては、エクセルで請求書を作成し郵送するという流れでしたので、一般的な事務の仕事内容はある程度は理解できているつもりです」
エピソードに入れておきたいのは、こういうポイント
どういうエピソードを経歴説明の後に付け加えると良いかは、ポイントがあります。
具体的には、こういうエピソードを探して、あとに付け加えていくと好印象です。
■エピソードに加えたいポイント
・応募している仕事に活かせそうな経験
・使えるツール(エクセル、ワード、パワーポイント)
・電話対応、メール、接客、PC操作など一般的なビジネスの基本的な部分
・クレーム対応
・受けた研修、取った資格、学んだ経験
・トラブルを解決したエピソード
・自分で工夫した事、意識していた事
伝える内容は、応募している仕事内容と関わりが薄くても、大きな問題はありません。
どちらかと言いますと、話す事がなく短い説明で終わってしまうよりも、多少、関係が薄くても色々と話す方が話題としては広がります。
そのアピールの中から、面接官が気になる事を見つけて、質問をしてもらう事が出来ますので面接がよりスムーズになります。
まとめ
派遣の面接では、職歴の説明がとても重要になります。しかし仕事の経験年数が少なくアピールが出来ない、と不安になった時も諦めないでいきましょう。
伝え方や、話すエピソードを変える事で、より話の広がりやすいアピールに変える事ができます。
まずはこれまでの仕事経験を振り返って、使えそうなエピソードを思い出すのが大切です。
どうぞ素敵な派遣先とのご縁がありますように。